*はじめに*

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*ウラ花とは*

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07.gif*ウラ花*とは、小説のウラの話をこちらで書いて紹介することを目的としています。
07.gifつまり、ウラの話=ウラ話→ウラ花とかけています。
07.gifこちらのページを読まれなくても本編には差し支えはありませんが、読んでいただけると、『へぇ~そんなんだぁ』程度には*ウラ花*があることもあります。
07.gifお時間がある方はお付き合いください。




一番大切な仕事

俺の目標は世界を制すること。

山ほどある仕事の中で、さらに数年前から追加された仕事。
一番大切な仕事と言っても過言ではい仕事。
それは牧野の幸せを見守ること。
そのためにも俺には世界を制する必要がある。
とは言え、なにも一緒に居ることだけが牧野を幸せにすることだとは今はもぅ思っていない。
それを俺に教えたのは一番何においても大切だと思っていた牧野と、一番負けたくない存在であった類の存在なのだから、非常に認めたくはないが、あの二人にだけは一生敵わないと思う。
今の俺は遠く離れたNYからあいつを見守る。
東京とNY、距離にして1万キロ以上。
あいつが元気に原稿でも読んでいられるようにするために、俺はここでやるべきことをやる。
その一つ一つが牧野の幸せに繋がっているのだから。
それが今の俺の仕事であり、幸せだと思えるのだから、こんな風な考えをもつよぅになった俺自身も悪くないと思っている。

「西田、頼んでおいたあれどぅなった?」
あれ。
この1週間、何よりも楽しみにしていたもの。
若干私用であるものの、あれの存在一つで絶対的に俺のやる気に比例することを大いに理解している西田は粛々と言われるままに遂行する。
皮肉なものだ。
金と仕事とストレスだけはたんまりあると言うのに、結局、暇な時間を得ることはできず、たんまりある金も特に使うことはないあげく、ストレスは仕事量と比例しているのだから、この先も永久的にはなくならない。
なんともバランスが悪いとしか言いようがない。
「完成しております。申し付け通りに主要部分をメインに不要部分は全面的にカットし、端的にまとめてあるとのことです。」
「そうか。自宅の俺の部屋においておけ。」
「かしこまりました。」


俺の仕事は世界を知ることから始まる。
そのために新聞や資料から得た各国の情勢や経済状況などを知ることも重要事項だ。
そんな中一番大切な母国である日本を知らなくてははじまらない。
会社から帰宅しシャワーを浴びた後、テーブルに置かれているディスクを手にすると、早速プレイヤーへとセットし、リモコンで操作する。
今の俺にはどんな酒よりも身体を癒してくれるもの。

『『おはようございます。』』
『さて今日からはじまりました、モーニングテレビです。司会進行は私、伊藤と牧野さんとで行っていきます。牧野さん一言お願いします。』
『牧野です。早起きは得意なので毎朝皆様に楽しんでもらえるようにがんばっていきます。』
テレビ越しとは言え久しぶりにみる牧野の姿。
相変わらず元気そうで、テレビ用の笑顔とわかっていても、牧野の存在が凝り固まった身体から疲労と言う名の老廃物が身体の外へと流れていくような気持ちになる。

『それにしてもあいつスカート短すぎないか。』
見えないとわかっていても、パネルの前などに牧野が移動する度につい邪な目線をむけてしまうのは男のさがと言うもの。
朝の情報番組のため、そこまで重苦しい雰囲気を纏わせない番組内容。
お気楽な内容のものには相変わらずのクルクルとかわる表情で読み上げていく。
しかし時に真剣な内容のニュースには真剣な顔で読み上げていく姿。
そうしているうちに1日分が終わり2日目3日目と毎日違う服で毎日違う内容を話す牧野が現れては消えを繰り返し5日分が終わる。
久しぶりに牧野の姿をみたことで、短い睡眠時間であろうとも安眠できそうだと考え、リモコンに手を伸ばした時には、先ほどまでは全てカットされていたいわゆる番組のスポンサー紹介へと移ろうとしていた。
普段なら特段気にすることもない、スポンサー提供のアナウンス。
実際に道明寺でも日本のテレビ局の数多くの番組のスポンサーになっている。
リモコンの停止ボタンに指を乗せたタイミングで始まったのは企業のキャッチコピーが読み上げられ、次に『花沢物産の提供でお送りしました』というもの。
それだけだったら、たいして気にもとめなかっただろう。
花沢物産がどこかのテレビのスポンサーになっていたって特段珍しいことでもなんでもない。
本当に気になったのはそんなことでない。
どぅしたってこの声を聞き間違えるわけがない。
俺にとっての唯一の女の声。
「類の野郎。」
思わずもれた吐き。
これをみて、聞いてしまったからには当然知らなかったことにできるはずもなく。
類の公共の電波さえも利用した牧野への独占欲を実感する。
そしてそれはまったくもっておもしろくないの一言。
俺の中の対抗意識がふつふと芽生えるのを自覚する。
こんなもので自分の中の牧野への思いや気持ちを証明しようなどとは思はないが、気がついたときにはリモコンの横においてあったスマホに手を伸ばし、かけ慣れた西田の番号へとスマホを操作していた。
相手が寝ている時間だとかは関係ない。
なぜならビジネスにおいてはやるかやられるか、それだけのこと。
決断したのであれば、実行するのみ。
やはり牧野のことに関することだけは類にやられぱなしと言うのはいただけないと、この時ばかりは見守るスタンスをあっけなく返上することに思わず苦笑する。

…1コール…2コール…
奴が俺からの着信にはどんな状況下でも5コール以内に取るとわかっていても電話越しである故に非常に歯痒い。
そんな中4コール目で漸く繋がる。
西田が何か言う前に用件のみを伝える。
「俺だ。モーニングテレビのスポンサー枠を買い取れ。」
これだけで全てを察するであろう。
『…かしこまりました。』
すぐに終了のマークを押し、スマホのホーム画面に戻ると、時計は深夜2時を指していた。


数日後
「西田、例のスポンサーの件はどうなった?」
例のとはもちろん牧野が出演しているモーニングテレビのスポンサー枠。
「あの枠は現在は花沢物産一社提供での契約のため、違う番組でのスポンサーをお願いしたいとのことでした。」
「花沢一社提供!?」
わざわざうちがスポンサーをかってでてやっていると言うのに。
「どぅにかしろ!」
あの枠でなければまったく意味がない。
他の枠など花沢にいくらでもくれてやる。
「現状では不可能かと。もともとあのテレビ局は花沢物産が大株主ですので…」
そこに込められた真意はあの枠のスポンサー様であり、大株主様でもある花沢物産の機嫌を損ねたくないというあからさまな事情。
「くそっ。スポンサーの必要があるようならすぐに連絡するように言っておけ。」
「そのように申し付けております。」
その後すぐにでも連絡があると思って待っていれば花沢物産のいや類の策略とばかりになかなかスポンサー依頼の連絡はこないまま無情にも月日は経過していく。
そうしている間に数ヶ月に一度は日本での仕事のために帰国し本物の牧野やあいつらと会い、またテレビ越しの牧野をみるということを繰り返し、気づけば2年の月日が経過していた。

そんなある日
「司様、モーニングテレビのスポンサーの件ですが、三ヶ月後からのスポンサー契約をお願いしたいとの申し出がありました。」
「すぐに契約しろ。」
「かしこまりました。」
ようやくこのときがきた。
類にばかりしてやられていたんだ。
反撃の狼煙を上げるには遅いくらいだが、少しくらい類の悔しがる顔を想像するだけで、溜飲が下がる。
自然とキーボードとマウスを操作する手が早くなる一方で、これからのことを考える。
スポンサーになるのだから、仕事に格好つけてテレビ局にいき、牧野に会いに行こうか、いやどうせなら特別ゲストとして出てやろうかなどと考えを巡らせながら、その日の仕事を終わらせて、珍しく早目の帰宅となる。
シャワー後は毎週の日課となったモーニングテレビのディスクをセットし、牧野以外は適当に流し見るを繰り返し、あっという間に5日分が終わろうとしていた。
『ではここで、牧野さんから大事な報告があるんですよね。』
牧野からの報告?
番組のお知らせかなにかか?
『はい。私事で大変恐縮ではありますが、本日をもちまして、2年間勤めさせていただいたこの番組を卒業することになりました。』
「はぁーっ!俺はそんなこと一言も聞いてないぞ!」
思わず前のめりになりながらテレビの向こうの牧野に向けて声を上げる。
『この番組を卒業された後は別の番組を担当されるんですか?』
そうか。別の番組を担当するのか。
朝早くて大変だって言ってたもんな。
『いえ、あの、その、…番組だけでなく、アナウンサーとしてのお仕事も卒業し、今後は今までの経験を活かし、企業の広報を担当させていただくことが決まっておりまして…。」
アナウンサーを卒業?
企業の広報?
あいつ異業種に転職すんのか?
『牧野さんおめでたいことなんだからさぁ。牧野さんの婚約者の方が会社の取締役を務めていらっしゃる会社の広報に所属して、婚約者さんと一緒に会社の発展に尽くすんだよね。』
『…いっ、伊藤さん!』
『あれ、まずかった?』
『い、いえ、まぁその通りです、…はい。』
『あっほら、あそこにいらっしゃる方が、婚約者の方だよね。』
「…こんやく、しゃ?」
男性アナウンサーがそう言うと、類の姿が画面に写し出される。
類の牧野に向けての笑み。
経った数秒だと言うのに、牧野以外にも威力のある笑み。
あの類の笑顔の効果と牧野が花沢へ転職する事実。
相乗効果によりこれで花沢の株はいくら値上がりするかなどと頭の片隅で考えが浮かぶ。
『牧野さんおめでとう。』
『ありがとうございます。私は番組を卒業致しますが、これからもモーニングテレビは続きますので、視聴者の皆さまどうぞよろしくお願いします。」
その後もアナウンサーやゲストが牧野となにか喋っていた気がするが、全く耳に入ってはこず。
いつの間にかテレビの画面は真っ黒になっていた。

「司様。」
リモコンを握り締めたまま西田が入ってきていたことにさえ気づかずにいた。
「モーニングテレビのスポンサーの件ですが無事に滞りなく契約がすみましたので、ご報告を。」
「…そうか。わかった。」
牧野の出演がないテレビ番組のスポンサーになど今更何の意味もない。
鉛のように重く蓄積された疲労を急に自覚する。
非常にバカげた話だが、テレビ越しにみる牧野の存在は例えて言うなら芸能人を見るような気持ちに似ていて、テレビ越しに牧野を応援することで、さらにあいつの活躍が俺の唯一の癒しだったと自覚する。
そんな牧野がアナウンサーを卒業する。
それはまるで、応援していた芸能人の引退宣言を受けた気分で、今後は一体何を楽しみにすればいいのかと思案する。
「それからこちらが、届いておりました。」
西田から渡された封筒を条件反射で手にする。
表目にはINVITATIONと書かれた封筒を開け、中身を確認する。

———— ———— ———— ———— ————— ————

このたび、わたしたちは結婚式を挙げることになりました。

        202×年6月×日
          花沢類
          牧野つくし
———— ———— ———— ———— ———— ————

全てわかっていた。
俺と牧野が互いの手を離し、類と牧野が手を取った瞬間から。それでもまだあの二人が結婚していない事実が牧野が完全に類のものではないことだけが、心の比重を軽くしていたことを思い知る。目の前に結婚と文字として表された招待状と、牧野の口から語られた事実にわかっていてもキャパオーバーした思考。
ダランと一切の力が抜けた手からは封筒と招待状が絨毯の上に音もなく落ちていった。
「…類、牧野を幸せにしろよ。」
NYの地からの精一杯の花向けの言葉を聞いたものは発言の主以外誰もいなかった。


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全然更新できずにいる中、突然の更新にも関わらずたくさんの来訪と拍手をありがとうございます。
このシリーズ予告では王子の予定でしたが、番狂わせにつきこの方の登場となりました。
このお話実は初書きは2017年9月20日くらいなんです。
中途半端に肉付けされていたものを年月を経て大幅に加筆修正していたら、更に意味のわからない文章になってしまい、非常に微妙です。
しかもタイトルさえ思いつかないと言うね。
でもせっかく、昔の私と今の私が書いた話をなかったことにするのは、労力を無駄にしてしまうにはあまりに残念すぎるので、公開することにしました。
そんなこんなですが、少しでも楽しんでいただければ、うれしいです。

マスク(彼らの場合)

残酷編

「マスクって残酷だよな。」
「はっ?」
何が言いたいのだろうと発言の人物に目を向けると、マスク越しにもわかる程にニヤニヤとした目と対面する。
鈍感なつくしちゃんにはわからないだろぅけど、と前置きされる。
「考えてもみろよ。女の子たちはマスクなんてない俺らの顔全体がみたいというのに、マスク越しの顔半分しか見せられないんだぜ。これを残酷と言わずになんと言えるんだよ。」
「それ自分で言う?」
呆れ顔のつくし。
「まぁ俺らクラスにもなれば、目だけでも余裕で勝負できるけどな。」
「はいはい、勝手に言ってなさい。」
実際にマスク越しにもわかる総二郎のイケメンぶりを憎らしく思いながら、マスク越しにため息一つを残して、つくしは席を立った。


活用編

マスクとはなんと残酷なのだろう。
イケメンの顔半分を隠してしまうだけに終わらず、不実な事実までも半分隠してしまうのだから。

平日の真昼間。
行き交う人々のマスク越しの顔。
そんな中、ここにもひとりマスクをして顔を半分隠してはいるものの、隠しきれないオーラと、マスクをとっても相手に残念な気持ちを抱かせることなど無縁であろうイケメンがひとり。
「菊子さん!」
「あきらくん!待った?」
「いいや、今きたところ。」
そう答えると、年若いイケメンが、女性を連れ立って歩き出す。
彼の親友のひとりはマスクの残念さを憂いていたが、こちらの彼はと言うと、同意しつつもこの現状を思いきり利用している。
『総二郎、マスクって使い方によっては残酷なだけじゃないんだぜ。』
なぜなら、こうして今日もまた彼は堂々と密会を重ねるからであった。

彼女達の場合編

「マスクって残酷ですよね。」
どこかで聞いたなぁと思いながら、マスク越しに化粧崩れが起きていないかをチェックしていた彼女に目を向ける。
「だってこの美貌を強制的に半分隠していなきゃいけないんですよ。イケメンと美人にマスクで顔を隠させるなんて、自然の摂理に反していますよ。」
そこまで言うかと、発言の主をみれば、チェックが終わったらしい彼女と目が合う。
「まぁ、先輩みたいな人にはちょうどいいんでしょうけど。」
「どう言う意味よ?」
後輩からの相変わらずの辛辣な発言を受けて、つくしがマスク越しにもわかる程ににらんでみる。
「先輩、マスク越しにみると、少しはキレイにみえますよ。先輩は目が印象的なので。」
あくまでマスク越しですけど、とダメおしつき。
褒めているのか、そぅでないのか。
素直に喜べずにいる。
けれど、つくしにしてみれば、マスクにも良いとこはたくさんある。
「メリットもあるわよ。」
「どんなです?」
「マスクしてると、ファンデーション半分でいいから、節約になるのよ。あとはリップとかも。」
これぞ庶民の女性にはありがたいマスク。
バイト時であれば、食事をしない限りはマスクを外さないので、ファンデーションを顔全体に塗る必要がないと彼女は後輩に向けて説く。
一時期は今までにないマスク代と言う名の出費に苦しんだものの、今は余計な化粧をせずにいられることで、時間と出費の面からみてもマスクさまさまであった。
「こんな女性に負けるなんて。世も末ですよ。」
呆れたため息をついている桜子。
なぜならこんなつくしを今ここには居ない彼らは認め、ある者は愛しているのだから。
庶民根性丸出しで、さらに目の前の美貌をもつ彼女に対しても卑屈になることもなく堂々と言ってのける潔さに、さらにどんなに彼女が辛辣な事を言ってもつくしの中の桜子への信頼度は決して揺るがないと、つくしの表情から伝わる。
「うっさい!庶民にはマスク上等よ!」
マスク越しに鼻息荒く宣言するつくしに桜子が向ける瞳は温かいものだった。
『完敗です。
先輩のそう言うところも含めて、どうしたって桜子は好きなんですから。』
もちろん口には出さないが彼女のマスク越しの瞳は心のなかを表していた。

恋人達編

マスクとはなんと残酷なのだろ。
恋人同士、隣り合い座っているにも関わらず、顔にはマスクという名の布で互いの顔を半分しか見せ合うことができないのだから。
とくに彼の隣に座る彼女は非常に表情豊かで、今もテレビの画面に釘付けになりながら、クルクルと表情を変えている。
それなのにである。
彼は彼女のクルクルと変わる表情を愛していて、さらに言えば彼のみがもつ特権的距離感でその表情をみることができるはずなのにである。
「つまらない。」
「えっ、つまらない?」
テレビから、隣の彼へと視線を移動させる。
彼女が見ているのは彼の部屋の大画面のテレビで毎週彼が好んで見ているというバラエティ番組である。
彼の真意を知ることのない彼女は彼のつまらない発言を受けて、チャンネルに手を伸ばし、テレビ欄のボタンを押そうとしている。
「牧野」
名前を呼ばれてチャンネルのボタンから、彼に目を向ければ、マスクをしていても彼女が大好きな彼の瞳と目が合い、振り向き先の距離感に赤くなる前に彼からマスク越しのキス。
時間にしてみれば、数秒程度。
突然のキス、さらにマスク越しとは言え、ご法度な濃厚接触。
まさか彼がこんな(つくし的には)暴挙にでるとは思っていなかったつくしは色々とびっくりしすぎて、思考回路が数秒停止したのち、理性の回路が少しづつ正常化。
「ぎゃーっ!る、類、な、何?キ、キスはダメだよ。濃厚接触じゃない!」
正常化しても色々とテンパっている彼女は目の前の彼を信じられないという目でみながら、さらにマスクをしている事実など、綺麗さっぱり忘れ、たった今濃厚接触したマスクを何故か右手で覆い、彼との距離を身体を反ることで、保とうとする。
彼にしてみれば、彼の部屋でマスク越しであろうが、こうして過ごしている時点で無駄な抵抗としか思えないのだが、真面目な彼女には、彼からのキスと言う名の濃厚接触をしてしまったと言う事実で、まるでダブルパンチを受けたかのようにマスク越しにも真っ赤な顔をしている。
ただし今回の彼女は一味違ったよぅで。
キス<濃厚接触
真面目ざが勝ったよぅで、普段の彼女らしからぬ、濃厚接触に頭がいっぱいならしい。
「一度やってしまえばこわくなくない?」
「なっ、なにが?」
意味はわからなくとも、本能的に危機を感じた彼女は、身体を反って逃げようとするもこれ以上逃げられるわもなく。
彼はと言うと、彼女に近づきながら、自分のマスクをずらしてしまう。
そして彼女が彼のマスクで覆われていない顔を確認した時には、自分のマスクまでも彼にずらされ、びっくりする間も無く、今度はマスク越しではない、唇と唇が直接触れ合う彼からのキスを受け入れている。
『だから、ダメなのよ濃厚接触は!』
彼女の心の叫びなど当然彼に届くはずもなく。
いや、彼はわかっていてやっているのだろう。
一度は離れた唇と唇。
彼は彼女の驚きに満ちた顔に満足気な笑みを浮かべてもぅ一度キスをする。
「どっ、どうするのよ?こんな濃厚接触しちゃって。」
今度は青くなった彼女の顔。
いつもみていた彼が愛するクルクルと変わる表情。
短時間で赤から青へとまるで信号のよぅに表情を変える彼女に満足した彼。
「濃厚接触しちゃったね。」
嬉しそうにしている。
「しちゃったねじゃないでしょ。だからどうするのよ!?」
真面目な彼女の発言を受けて彼はと言うと。
「三食昼寝付き、一緒にここで過ごそ?」
「ばっ、ばかー!」
誰も入ってこない彼の部屋。
彼にとってみれば、大切な彼女と大好きな睡眠ができる大義名分を手に入れてしまえば、さっきまでのつまらない気持ちなどなかったかのよぅに、鼻歌を歌いながら、テレビのリモコンのボタンを次々押していくのだった。








めちゃくちゃ久しぶりに思いついたままに、昨今の情勢を表したお話を書いてみました。
相変わらずコメディなので、少しでも楽しんでもらえれば、うれしいです。
文字打つのは面倒くさかったけど、久しぶりに書けて、私も楽しかったので。

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次のお話の更新は2月の後半を予定しています。
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